公共劇場での火気使用について

まじめな話ですが

公共の劇場にて火を使う場合消防署への火気申請

(禁止行為の解除承認申請)が必要です。

申請には2週間ぐらいかかることがありますので火を使う場合早めに申請をする必要があります。

申請をしない場合火は使えません。

この場合の火と言うのは ライターやマッチ、タバコのような小さい火はもちろんクラッカー、クラッシャーのような火花、火薬ピストル、ディフュージョンスモーク(特殊な薬品によるスモーク。ロスコはOK)も使用に関しては申請が必要です。

使う火気については形状、量、火の高さ(15センチ以上はNG)、火が付いている時間、消化方法、使用する道具の写真など細かく記載する必要があります。

たとえばフラッシュコットン、ストリングス、ペーパーなどはニトロセルローズという成分を記載する事は当然で最近ではそれが日本製でなければならないなどと言われます。

ライターオイルについても(第4種第一石油類 Light Petroleum Distillateライター用オイル)という成分を記載する必要がありその他の海外製のライターオイルなどは使用を認められません。

そして火気を使用する場合は防炎マット(防炎シールかタグが貼ってあるもの メーカーで販売されている)を用意し床に敷く事が必要でその場所以外では火気を使用できません。
以前学生の発表会で床にダンボールを敷いてごまかそうとしたクラブがあったそうです。

また、防炎マットの上に紙吹雪があるような場合も火気を使用できません。

また、火気を使用しない場合でも紙吹雪を大量に使用して紙吹雪がライトにくっついた場合も火事の危険があります。
ホリライトなど床においてあるのでシルクなどを投げてライトに当たった場合も危険です。

さらにリハーサル当日消防署が立会い、チェックをうけて初めて火気を使用できます。

もしルールを守らないマジシャンや団体がある場合その後の全ての公演で規制が厳しくなりいずれ火気は使用できなくなります。

火気ではありませんがマジシャンのハトが天井ににげて降りてこなかったためハトの使用禁止になった劇場があります。

これぐらいいいだろうという考えは他の公演に迷惑がかかることを認識しルールを守って出演してください。

 

パーティー、宴会、結婚式でのマジック出演します。
マジシャン藤本明義
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